Terrasol’s EYE

No.11 給与交渉の心得

2019/06/21


No.11 給与交渉の心得

 

転職にもれなくついてくるもの、それが“年収の交渉”です。

選考では、現職または前職の給与を必ず聞かれます。

 

月給制の場合:

 基本給 ○○円(各種手当を含む)

 ボーナス ○○円(または基本給何か月分)

 インセンティブ ○○円(その算出方法の詳細を開示)

 合計年収 ○○円

と回答できるように準備しておきましょう。

 

年俸制の場合:

 年俸 ○○円を12分割

 インセンティブ 〇〇円(その算出方法の詳細を開示)

いずれの場合も、現職/前職の源泉徴収票は忘れずに手元にご用意ください。

 

企業からは希望年収についても必ず尋ねられます。

現職/前職の年収からのアップを希望する場合は、ご自身のキャリアやスキル、実績、今後どのように貢献できるか、といった具体的な根拠を示し、「年収○○円程度を希望している」とお伝えになるとよいでしょう。

具体的な根拠を提示することによって、“自身のスキルを客観的に見ている”、“働いている業界の現状分析ができている”、“自身の価値分析ができている”といったポジティブな評価につながります。

一方、やる気や意欲は、給料を上げる根拠にはなり得ませんので、ご注意ください。

 

また、インセンティブは、基本給のように交渉で決定されるものではありません。

個人または会社の業績に連動して支払われるものであり、固定的給与ではないからです。

ただし、現職/前職でのインセンティブ制度とその金額は伝えましょう。勤務先企業での実力を推し量る情報になります。インセンティブ制度は企業ごとに、また業界によって異なりますので、その詳細を、候補者であるご自身と面接企業との双方でつまびらかにしてください。

 

内定を得ることはゴールではなく、スタートに立つということです。

新しい環境でやる気に満ちてスタートを切るためにも、給与面での交渉も丁寧に行い、

“納得すること”が大切だと思います。


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