Terrasol’s EYE

No.4 仕事で求められる英語力

2017/03/30

業界やポジションによって要求されるレベルは異なりますが、外資系企業の場合、本社およびアジアパシフィックの人事や主要部署のトップとの面接が採用選考プロセスに入ってきます。また入社後は日常業務でも英語は必要となってきています。

 

消費財業界での一例ですが、ポジションによって求められる大よその目安を記します。

・人事、経理、IT、物流: ビジネスレベル

・マーケティング、PRMD: ビジネスレベル

・営業部長: ビジネスレベル

・店舗オペレーション、リテールマネージャー、エリアマネージャー: 日常会話レベル

・路面店店長: 日常会話レベル 

※一般的な店長職とは異なり、本社から直接連絡が入る場合が多いため必須。本社およびアジアパシフィック人事や日本の営業を統括しているトップとの面接が行われる。

 

なぜビジネスレベルの英語が必要とされるのでしょうか? 

部長職(ディレクター)クラスになると、本国への出張も多く、現地での会議や会食等ビジネス上重要な場面が増えます。また、日常的にレポーティングや各国との電話・ビデオ会議も多くなってくるためです。

 

「ビジネスレベルの英語とはどの程度?」と質問を受けますが、TOEICスコアで750800点以上を目安としてください。スコアを持っていない場合には、常に仕事で英語を使用し慣れており、面接や本国とのやりとりに支障のないことが一つの目安となるでしょう。

 

日常会話レベルで仕事をしている方のなかには、自分の英語力を“流暢ではない”と控えめに言う方もいます。しかし、謙遜が自信のなさと採用側・経営側から判断されてしまうこともありますので、転職の場合はぜひ積極的に自己表現できるよう、準備をしておいてください。英語を声に出してみる訓練をされてもよいかと思います。

 

仕事上での英語は“流暢さ”よりも、“相手としっかりとコミュニケーションがとれ、業務がスムーズに流れていくこと”が大切なのです。外資系か日系かを問わず、グローバルマーケットを視野に入れてビジネスが行われる昨今、英語で仕事ができることはこれまで以上に求められていくでしょう。ぜひ物おじすることなく、楽しく、英語でのコミュニケーション力を磨いていってください。

 


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