Terrasol’s EYE
No.7 キャリアチェンジについて考えてみましょう! ~導入編~
新卒入社した会社で数年働き、今後の自分をしっかりと見つけていきたいと考える20代後半から30代前半の方、バリバリに油の乗った40代の方、一度も転職活動をしたことのない50代の方−−世代は違えども、先行き不透明な時代の昨今、定年まで一社で勤め上げることができるか、ご自身のキャリアについての相談をよく受けます。
また、終身雇用を求めるよりも、“自分がやりたい仕事” “個性を発揮できる仕事”等、自らの強みを活かせる職場環境を重視したいという、転職を視野に入れたお話もよく聞きます。
総務省統計局の「労働力調査」によれば、2017年の転職者数は310万人を超え、そのうち25~34歳の比率は25%、35~44歳は22%、45~54歳は16%という数字が発表されています※。
20代、特に新卒入社3年目くらいまでの方であれば、業界や職種をリセットして新たな会社で再スタートを切ることができるでしょう。十数年前から“第二新卒”という言葉が使われていますが、この世代は社会人としてのモラルとある程度のマナーを身につけており、教育に時間と費用をかけずに済み、柔軟性とポテンシャルがあるということから、企業側からのニーズも非常に高いのが現状です。
しかしまた、35歳以上のベテラン管理職や専門性の高い人材の転職が増えている印象も受けます。
キャリアチェンジをしたいという相談も特に30代以上の方たちから多く寄せられます。それでは、彼らはどんな転職をされているのでしょうか。次回以降、その特徴をいくつかのパターンに分けて考えてみたいと思います。
※【出典】http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.htm
第1-2表「年齢階級別転職者数及び転職者比率」より